冬のシグネチャーディッシュ「隠岐ブイヤベース」
シェフが永年作り続けているお皿の一つがグァツェット(ビスク)です。
島の魚介類・畑のお野菜を、殻から骨から皮まで時間をかけて豪快に煮込み、そして丁寧に丁寧に濾して出来上がる、隠岐の素材が詰まった一皿です。
「人は、本当に美味しいものを食べたときってどんな顔をするとおもう?」
いつか、シェフに聞かれたことがありました。
人というのは、本当に美味しいものに出逢った瞬間、思わず笑みが零れるのです。
師匠である小林幸司シェフのもとで、彼は何度もその表情を見てきたといいます。
新屋敷をオープンして2年、私も沢山の「思わず零れ出た笑み」を見てきました。
この顔を見ることが、私は大好きなのです。
この隠岐ブイヤベース(フランス語ですが、イタリア語のグァツェットよりも認知されているのでこちらの表現を使わせていただきます)を食べたお客さまの様子を見て、これは新屋敷のシグネチャーディッシュになる!と思いました。
「わざわざこの地に足を運んでまで食べたい!」
そんな一皿になることを願いつつ。

ちなみにこのお皿、そもそも素材の全てを余すことなく煮込んでいるのですが、そのあと出たガラは全て鶏のご飯と畑の肥やしにしているので、ゼロウェイストメニューでもあるのです。
循環、パーマリンク、持続可能。そんなテーマにも結び付いていることも含めて、新屋敷を表す「シグネチャーディッシュ」と呼ばせていただきます。






